使用ソフト
インタビュー
ツルの渡来数が日本一と言われる鹿児島県出水市に工場を構えるセノメタル様。自動車、カメラ、航空部品や金型部品の加工を中心に難削材の加工を得意とされています。働き方改革の実施前から社内の働き方に熟慮されており、残業0に向けた取り組みはもちろんのこと、生産性の向上に向けて投資をしていきたいと話す瀬野浦様にお話を伺いました。
(2019年7月インタビュー)
お話を伺った方
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代表取締役
瀬野浦 研作 様
導入の経緯
弊社は従業員数が6人と少数で、現場が私と1年ほど前に入社した社員の2人だけなんです。マシニングは3台ありますがプログラムを作成する人間が私だけだったので、自分がいないときに作業が止まってしまうことがありました。また、これからは手打ちでデータを作成することの難しい加工品が多くなっていくのでは、という思いがあり導入に至りました。
使用状況
金型部品、自動車やカメラの部品、航空部品等のプログラムの90%をhyperMILLで作成しています。導入当初は2次元データの仕事をメインに使用していましたが、最近は3次元データの仕事も増えており一段と重宝しています。
ゆくゆくは使用人数を増やす予定なので使用率はより高くなると思います。
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加工品
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VM900/OKK
導入メリット
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業務の拡大
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作業時間の短縮
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トロコイド加工で刃物の消費が1/10に
メリット①
仕事の幅がぐっと広がりました。hyperMILLを入れたからこそ頂けている仕事もありますし、入れていないと取っていないような仕事もあります。手打ちの時は穴を開けるにしても1つ1つ確認作業をしていましたが、hyperMILLだと一斉にデータを見ることができるので楽ですね。
そして以前より周りから頼りにされることが増えました。元々はお客様で受けていた仕事を「どうしてもできないので」と頂くことや、hyperMILLでそこまでできるなら、と仕事を振られることもあります。加工自体が難しくてお断りすることは現状ほとんどありません。
メリット②
作業時間が大幅に短縮されました。以前は四六時中工場にいることもありましたが、hyperMILL導入後はほとんど事務所にいますね。プログラムも作成するところから加工が終わるまで、以前と比べると半分ほど短縮されていることもあります。ベースものだと1日1枚仕上げるのがやっとでしたが、今はいくつ穴があっても関係ないので4、5枚は仕上がります。周囲の人間が「もう?」と言うほど作業効率が上がりました。
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VM76R/OKK
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作業の様子
今後の展望
設立当時から「九州で断トツの加工屋さんになりたい」という思いがあります。他社様が断った加工品を製造し、その分野で弊社に作れないものはないという立ち位置を確立していければ、と思っています。
人を増やして大きな会社にしていくというよりは難しい加工にどんどん挑戦していく少数精鋭企業になりたいですね。
Aiソリューションズに対して
hyperMILLを導入して1年余りなので作業にに戸惑うこともありますが分からないところはすぐ問い合わせをしていますし、鹿児島と大阪で離れていますがリモートでサポートしていただけるので距離的なものもあまり感じないですね。毎回オプショナルストップが入るように設定していただいたのもすごく重宝しています。
会社情報
- 会社名
株式会社セノメタル
- 所在地
鹿児島県出水市福ノ江町1038
- 創業
2015年2月
- 事業内容
精密機械加工(自動機及び装置の部品製作、金型部品製作、治工具制作)